資料D

青森県主催「八甲田山等の登山道に関する意見交換会」(第2回)参加報告

 

と き  2011年12月20日(火) 13:30〜15:30

ところ  青森県庁 西棟7階B会議室

出席者  別紙資料参照(当県連からは、成田会長、柄沢理事長の2名出席)

経 過  浅利観光企画課総括主幹が司会進行役で開会。

高坂観光企画課課長が「前回の確認に基づきテーマを『八甲田山登山道維持管理のボランティア作業について』、皆さんからご意見をいただきたい」と挨拶。

次いで浅利観光企画課総括主幹より、「八甲田山登山道維持管理のボランティア作業について」を別紙資料に基づき提案。

各出席者よりは、事前の話もなくいきなりこの議題か? まず登山道をどうするのか理念が先だ等の異論が噴出する。

県は申し訳ないということで、この議題を取り下げ、どう進めるか改めて意見を募った。

 最後に高坂観光企画課課長が「@現状を把握して資料も提出する、来年6月現地を調査したい。A国の方針に基づいて基本方針を示したい。B南八甲田のような組織をつくりたい。」とまとめ閉会した。

【成田発言要旨】

@管理者不在と言われている谷地温泉〜高田大岳山頂、田代平〜高田大岳・小岳鞍部、みちのく温泉〜赤倉岳のヤブの刈り払いは喫緊の課題だ。

A登山道のヤブ化、荒廃の実態は写真を含めて県に提出済みである、その上での議論と思っている。

B南八甲田登山道について、次回のテーマにしてほしい。

高坂観光企画課課長答弁 「南八甲田登山道については、南八甲田登山道連絡協議会の場で議論して欲しい。」

 

2007年に南八甲田登山道の整備を提起し、その後2009年6月環境省十和田自然保護官事務所へ、三団体代表が訪問し登山道整備を要請。福井首席保護官は「道路は南八甲田だけでない、奥入瀬も含め十数本ある。これを全て国でやるというのは無理があるので、今年度中に関係者で割り振りたい」との答弁。

2011.3.17環境省十和田保護官事務所にその後の進展を聴く、「登山道だけでなく、優先的に実施する国立公園事業全般について、関係機関等と調整(役割確認)の上、平成21年度に『地域整備計画』として策定したとの回答。平成21年度策定の「地域整備計画」の抜粋をいただき読むが登山道を割り振りした形跡は無い。

しかしその裏で2010年3月12日に「南八甲田登山道維持・管理方針」を作っていた。

我々登山団体をだましている、こうしたやり方は青森県を馬鹿にしている、またそれまでの連絡協議会には呼んでいたが、肝心の登山道をどうするかの時は声をかけない、憤りを感じている。

また、先の県議会で古村議員の質問に対して、馬場観光国際戦略局長は、「八甲田山等の登山道に関する意見交換会を設置したので、南八甲田登山道についてどういう形にあるべきか、それぞれ意見を聴いていきたい」と答弁している。

来年2〜3月開催予定の前に是非開催して欲しい。

高坂観光企画課課長答弁 「南八甲田登山道連絡協議会の場に皆さんを呼んでもらうか、呼ばない場合は事前に開催するか、調整させてほしい。」

 

【感想】

@私は、とりあえず北八甲田を前へ進めたかったが、認識を一致させるため、来年6月の現地調査、資料作成等を行うとの確認、2012年からヤブの刈り払いをしたいなあ?

A南八甲田登山道のあまりにひどい荒廃・ヤブ化に放っておけないと決意し、2007年4月整備を要請してから早や5年、行政、業者、我々利用者が協力し合って、登山道を整備していく枠組み作りには時間がかかるなあ。

B我々を南八甲田登山道連絡協議会の正式メンバーに加えてほしい旨、要請しなければと思った。

(報告・成田茂則)